コレクションのページ「竹の棒と団扇」



自分が物心ついたころからすでに実家にあったものです。
(おそらく五十数年前)
竹でできています。 

昔の実家を解体した時何気に捨てずに
自分のものにした一品。
傘立てならぬ、団扇(うちわ)立てとでも言いましょうか。
自分もわからずに部屋の片隅に釘を打ちつけ、
一年中ぶら下がっております。



今ではまず見かけない品ですが、
三十数年前、旅先の古い旅館にあったような気がします。





真夏のある日、家に来客があると母親が
「今日はあっちすな!」 (本日はお暑いですね)
とか言って団扇立てから1柄抜いて
お客様に差し出していました。 
巷で言う『お・も・て・な・し』みたいな光景・・・あったような・・
と、竹の棒を見て思い出していました。