「身近な化学・科学」

こんにちは、水処理の倍賞です。
私は大学で化学を学び、
一応専門家という位置づけで仕事をしています。
大学時代は塾講師などのアルバイトもしており
いろんな生徒を見てきましたが、
「理科」や「科学(または化学)」が嫌いという人のなんと多いこと(涙)

このブログを読んでいる人の中にも
いるんじゃないでしょうか、理科嫌い。
でも、知らず知らずのうちに使っている科学の知識、
実はたくさんあるんです。
特に身近な科学は、やっぱり料理だと思います。

例えば、ケーキを膨らませるベーキングパウダー。
ホットケーキミックスなどにも入っているので、
そのつもりがなくとも実はほとんどの人が使ったことがあるはずです。

ベーキングパウダーには「重曹(炭酸水素ナトリウム)」と
「酸化剤(酒石酸など)」が入っています。
重曹はアルカリ性なので、特に水がある状態で酸とよく反応します。
この二つが反応すると、炭酸ガス(二酸化炭素)を放出します。
炭酸飲料から出てくるあの泡ですね。
この泡がケーキをふっくらさせてくれるわけです。

ちなみに、重曹にフマル酸という酸化剤を混ぜて作られているのが
シュワシュワする炭酸系の入浴剤です。
ケーキを膨らませたり、入浴剤になったり
重曹ってとても身近な化学薬品だと思います。

なお、重曹は酸化剤と混ぜなくても
温度が高くなると分解して炭酸ガスを出す性質があります。
これを利用したのが昔ながらのおやつカルメ焼きです。
まさに写真(フリー素材)のこの瞬間に
炭酸ガスによってカルメ焼きが膨らんでいます!


人間は昔から化学を生活に利用していたんですね。

細かい話をすると、
ベーキングパウダーから炭酸ガスが出るのは
「酸とアルカリの化学反応」
重曹を熱して炭酸ガスが出るのは「熱分解」で原理が少し違います。
ベーキングパウダーや重曹を見てそんなことを考えるのは
化学を学んだ人間くらいでしょうが、
そんな目線で見ると、台所って結構面白いものがたくさんあります。

この話を見てくれた人は、きっと次から
重曹やホットケーキミックスをみるとき
「膨らむときに炭酸ガスが出るんだよなぁ」と
思ってくれることでしょう。

そんな風に科学を身近に感じてもらって
少しでも興味を持ってもらえると
専門に学んできた人間としては非常にうれしく思います。
どうか少しでも科学を面白いと思う人が増えますように(笑)

                 処理センター・水処理 倍賞

| blog | 08:16 AM | comments (x) | trackback (x) |

 

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